土佐へ
2015年6月5日〜7日まで、四国・物部川流域の神楽「いざなぎ流」を訪ねる旅へ。
「いざなぎ流」とは「祈祷神楽」というべき古風の神楽で、家の新築、病気治癒祈願など
を主体とする神楽で不定期の開催。私は25年ほども前から取材を望んでいたが、その機会
が得られず、今回、実現。現地の研究者の皆さんが、定期的に保存と伝承・研究等に
取り組んでおられることから実現した。
大変古い形態の仮面祭祀、宮崎の神楽の一部との共通項などが検証できると思います。
*写真は物部村笹地区に伝わる仮面。1992年に高知県立歴史民俗資料館で開催された
「仮面の神々―土佐の民俗仮面展」の図録から転載。
私は当時この展覧会を訪ねている。
今回は、研究会参加後、この笹地区を訪ねた。
以下は今回の企画の概要。
名称:いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会特別企画
「いざなぎ流の原像『博士』を求めて―大忍庄(おおさとのしょう)の信仰世界―」
日時:平成27年6月6日(土)・7日(日)
主催:いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会
共催:いざなぎ流神楽保存会・香美市教育委員会・香南市教育委員会
・高知県立歴史民俗資料館(公益財団法人 高知県文化財団)
内容:
平成27年6月6日(土) 13:00〜18:00
<第1部>大忍庄の里巡り <香南市香我美町・赤岡町>
13:00 香美市中央公民館1階 談話室(香美市土佐山田町宝町2丁目1番27号、0887-53-2214)集合
講座「いざなぎ流と大忍庄」(講師:梅野光興 高知県立歴史民俗資料館)を聴講した後、
バスと徒歩で大忍庄の神社
[見学予定地] 君子方神社〜若一王子宮〜須留田八幡宮・博士頭芦田注連太夫屋敷跡〜
立山神社〜エンコウ祭り(菖蒲小屋見学)
<懇親会・宿泊>
会場:べふ峡温泉
平成27年6月7日(日) 第2部=9:30〜11:30、第3部=13:00〜16:00
<第2部>物部町大栃の里巡り
9:30 奥物部ふれあいプラザ(香美市物部町大栃878-3、0887-58-4824)集合
博士や陰陽師の痕跡、大忍庄の歴史を求めて、大栃の町を歩きます。
11:30 ふれあいプラザに帰着予定。
<第3部>いざなぎ流・オンザキ様の神楽と荒神鎮め
会場:奥物部ふれあいプラザ 2階多目的ホール(香美市物部町大栃878-3、0887-58-4824)
いざなぎ流神楽保存会による公演と映像解説で、神祭りと鎮めの呪術を紹介。
詳細は「いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会」のホームページ
http://blog.canpan.info/izanagi-monobe/ へ。
「いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会」のメールアドレス stp2014tum@gmail.com
高知県立歴史民俗資料館(〒783-0044高知県南国市岡豊町八幡1099-1)
FAX088-862-2110/TEL 088-862-2211